ウェルネスプランかこがわ(第2次健康増進計画・第2次食育推進計画)
124/224

108 3 前食育推進計画の最終評価を踏まえた重点課題 若い世代・子育て世代への食育力の強化 子どもの望ましい食習慣の定着や食への関心を高めるために、特に若い世代や子育て世代の食育力を強化する必要があります。 共食*の推進など、家庭における食育の推進が基本となることから、仕事と生活の調和(ワーク・ライフバランス)等の推進に配慮することも必要です。また、認定こども園・保育所・学校園*での食育活動を家庭につなげる取り組みをさらに充実させることが必要です。 健康課題解決に向けた食育の推進 本市では、糖尿病のリスクのある方の割合が県内でも高い状況にあります。 栄養バランスのとれた日本型食生活*の推進をはじめ、野菜摂取の増加につながるように「ベジ・ファースト*」を推進していく必要があります。 また、若い世代では朝食を欠食しないことから規則正しい食生活の実践と定着へつなげることや、適正体重*を維持する食事量を把握することから特に男性の肥満対策に重点を置くことが必要です。 今後、健康寿命*の延伸につながる食育を推進するために、高齢者の低栄養問題に対する知識の普及啓発や、高齢者の健康増進につながる取り組みも必要です。 食を大切にする意識と「加古川産」への理解につながる食育の推進 地産地消*の意識を定着させ、地域の農畜水産物への理解を深めるための取り組みを推進していく必要があります。 また、地域の特性を活かした食文化の継承や新しい食文化の創造を推進するとともに、地域の食材を活用した日本型食生活*の推進と実践につながる取り組みが必要です。 食育ネットワークの拡充 各世代を通じて食育への関心を高め、自分らしい食育の実践へとつなげるために、庁内食育関係各課及び関係団体とのネットワークづくりを拡充し、食育に関する様々な団体との協働を推進していく必要があります。 また、食育ボランティアの活動支援や人材を確保するために食育推進体制の充実を目指します。

元のページ  ../index.html#124

このブックを見る